めぶきフィナンシャルグループ(7167):株価1年でほぼ倍増、常陽銀行×足利銀行の地銀連合が過去最高益を更新する理由

銘柄紹介

めぶきフィナンシャルグループ(7167):株価1年でほぼ倍増、常陽銀行×足利銀行の地銀連合が過去最高益を更新する理由

シロさん
シロさん

みなさん、こんにちは!『ゆるふわ投資部』の時間だよ。今回は東証プライムの「めぶきフィナンシャルグループ(7167)」。茨城の常陽銀行と栃木の足利銀行、2つの地方銀行を傘下に持つ持株会社だね。

ふわり
ふわり

株価を調べたら、1年前は741円だったのに今は1,412円って…ほぼ2倍じゃないですか!地銀株ってそんなに動くものなんですか!?

ゼニラシ
ゼニラシ

驚くのも無理はないワン。1年でほぼ倍増というのは、この記事シリーズの中でも際立った上昇率だ。銀行業は金利環境の影響を大きく受ける業種だから、その背景も含めてしっかり見ていくワン。

基本データ

まずは株価と主要な投資指標を確認しましょう。

指標項目 数値 補足
株価(直近終値) 1,412円 2026年6月30日時点。1年前(2025年6月20日)の741円から約90.6%上昇
直近1年の高値/安値 1,439.5円/737.9円 高値:2026年6月18日、安値:2025年6月23日
PER/PBR 15.86倍/1.23倍 2026年6月30日時点。予想PERは13.95倍
ROE 8.24%(予想8.82%) 地銀としては良好な水準
EPS/BPS 89.03円/1,147.64円 実績ベース
時価総額 約1兆3,372億円 2026年6月30日時点。地銀グループの中でも大規模

深掘り①:稼ぐ力を見る——過去最高益の更新が続く

シロさん
シロさん

2025年4月期〜2026年3月期の通期実績は、経常収益4,433.13億円、経常利益1,156.68億円、純利益841.63億円、EPS89.03円。期中の会社予想(経常利益1,130億円、純利益810億円)を上回る着地だったよ。

ふわり
ふわり

銀行の利益ってなんでこんなに伸びてるんですか?

シロさん
シロさん

銀行は「預金として集めたお金を企業や個人に貸し出し、その金利差(利ざや)で稼ぐ」ビジネスモデルなんだ。長く続いた低金利環境から金利のある世界に変わりつつある中で、貸出金利の上昇が収益を押し上げやすい局面に入っているんだよ。

ゼニラシ
ゼニラシ

しかも勢いはまだ続いているようだワン。外部の情報では、続く2027年3月期第1四半期(2026年4〜6月)の経常利益は前年同期比57.3%増の498億円、通期の経常利益予想も1,535億円(前期比32.7%増)へ上方修正されたと伝えられている。3期連続で過去最高益を更新する勢いだ。これが株価の急上昇を後押ししたと見て間違いないワン。

深掘り②:還元する気はある?——加速する増配

シロさん
シロさん

配当を見てみよう。今期実績は28.0円、配当性向31.4%。この時点での来期予想は40.0円だったよ。

ふわり
ふわり

28円から40円って、けっこうな増配率ですね!

ゼニラシ
ゼニラシ

さらに直近の情報では、中間配当を20円から22円へ、期末配当も20円から22円へ引き上げ、通期の配当予想は44円まで再修正されたとも伝えられているワン。前期実績28円から通期44円なら、増配率は実に57%超だ。ただし、株価も同じくらいのペースで上昇しているから、利回りで見ると必ずしも「激安」というわけではない点は冷静に見ておくべきだワン。

深掘り③:銀行特有の財務構造を理解する

シロさん
シロさん

ここで少し注意点があるよ。めぶきFGの総資産は21兆1,735.86億円、純資産は1兆771.92億円で、単純計算の自己資本比率は5.0%と出るんだ。

ふわり
ふわり

自己資本比率5%!?さっきまで見てきた会社はみんな30〜70%くらいだったのに、これって危なくないんですか!?

シロさん
シロさん

ふわりちゃん、慌てないで。これは銀行業特有の会計構造によるものなんだ。銀行の総資産には、預金という「顧客から預かっているお金(負債)」が莫大に含まれているから、一般の事業会社と同じ物差しで自己資本比率を比較すること自体に意味がないんだよ。銀行の健全性は、本来「自己資本比率(バーゼル規制の自己資本比率)」という別の専門的な指標で評価するもので、今回算出した数値をそのまま「危険水準」と解釈するのは誤りだから、気をつけてね。

深掘り④:株価急騰の背景をどう見るか

ゼニラシ
ゼニラシ

地銀株全体は「金利のある世界」への移行を背景に、ここ数年で市場からの評価が大きく見直された業種の一つだワン。めぶきFGはその中でも過去最高益の更新と大幅増配が重なったことで、特に強い上昇を見せたと考えられる。ただし、これだけ短期間に株価が急騰した銘柄は、金利動向や金融政策の変化次第で反動も出やすい点は覚悟しておくべきだワン。

ゼニラシの毒舌チェック:最大のリスクは?

ゼニラシ
ゼニラシ

今回のリスクは3つだワン。①銀行株は金利動向に業績・株価が非常に敏感で、金融政策の転換や金利上昇の一服で状況が急変しうる、②株価はすでに1年でほぼ倍増しており、今の水準からの「出遅れ買い」は高値掴みのリスクを伴う、③地方銀行は人口減少が続く地域経済に業績基盤を置いており、長期的な融資需要の縮小という構造課題も抱えている。「金利上昇=銀行株は買い」という単純な図式だけで判断せず、地域経済の実情や金利サイクルの持続性まで見極めるべきワン。

まとめ:ゆるふわ投資部の最終ジャッジ

シロさん
シロさん

めぶきフィナンシャルグループは、常陽銀行・足利銀行という2つの有力地銀を擁し、金利のある世界への移行を追い風に過去最高益の更新と大幅増配を実現してきた会社だよ。ただし株価はすでに1年でほぼ倍増しており、これからの投資判断は「今の水準からさらに伸びしろがあるか」を金利動向とあわせて見極める必要があるね。

ふわり
ふわり

銀行株は自己資本比率の見方まで他の業種と違うんですね…!業種によって見るべきポイントが変わるって、すごく勉強になりました。

ゼニラシ
ゼニラシ

業種ごとの「当たり前」を知らずに数字だけ比較すると、痛い目を見るぞワン。最終的な投資判断は、最新の決算や適時開示、金利動向を自分の目で確認した上で、自己責任で下すんだぞワン。この記事は情報提供が目的で、特定の売買を勧めるものじゃないワン。

コメント

タイトルとURLをコピーしました