(7910)共同印刷:利回り4.6%の老舗印刷株は「脱・紙」で化けるか?低PBR改善の期待値を徹底解剖
ふわりちゃん、最近のテックニュースで、ロンドンのAIスタートアップ『Coda One』が59種類ものツールを無料で公開したという話があったね。翻訳や文章作成がブラウザ上で簡単に完結する時代だ。デジタル化の波は、私たちの想像以上に速いスピードで押し寄せているよ。
AIで何でもできるようになると、ますます「紙」を使わなくなっちゃいそうですね。本も電子書籍だし、会社の資料もデータばかり……。そうなると、印刷会社って大丈夫なんですか?
ケッ、相変わらず甘いワン。印刷会社を「紙にインクを載せるだけの会社」だと思ったら大間違いだワン。今回取り上げる共同印刷(7910)は、配当利回りが4.6%を超えている。ただの斜陽産業なら、こんなに資本を溜め込んで配当を出せるわけがないワン!
その通りだね。共同印刷は今、紙の印刷から、医薬品のパッケージやキャッシュレス決済のカード、さらにはデータ処理などのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業へ大きく舵を切っているんだ。今日はこの「変革期にある高配当株」をじっくり見ていこうか。
利回り4.6%! それは聞き捨てなりません! 16万円ちょっとで買えるなら、私のお財布でも手が届きそうです。詳しく教えてください!
基本データと最新動向
まずは、共同印刷の現在の立ち位置を数字で確認してみましょう。2026年3月期の予想値を含む最新の指標は以下の通りです。
| 項目 | 数値(2026/03予想・実績等) |
|---|---|
| 株価(終値目安) | 1,626円 |
| 配当利回り(予想) | 4.65% |
| 1株配当(予想) | 76.00円 |
| PER(連・予想) | 11.97倍 |
| PBR(連・実績) | 0.70倍 |
| ROE(実績) | 5.26% |
| 自己資本比率 | 49.8% |
| 最低購入代金 | 163,600円 |
PBRが0.70倍……。これって、会社を解散して資産を分けた方が、株価よりも価値があるっていう「割安」の状態ですよね? しかも利回りも4.6%超え。これ、お買い得なんじゃ……?
フン、PBR 1倍割れなんて今の日本株じゃ珍しくないワン。でも、東証が「PBR 1倍割れを改善しろ」と尻を叩いているから、共同印刷も増配や自社株買いなどの株主還元を強化せざるを得ない状況なんだワン。そこが狙い目ではあるワン。
そうだね。以前紹介した加藤製作所(6390)のように、極端に低いPBRの銘柄は「変化」が起きた時の反発力が大きい。共同印刷も、収益性の改善に向けて動き出しているよ。
深掘り:稼ぐ力と還元姿勢
「紙」から「パッケージ・BPO」へのシフト
印刷業界というと、どうしても雑誌やチラシを思い浮かべるけれど、共同印刷の稼ぎ頭は変わりつつあるんだ。例えば、チューブ型の化粧品容器や、薬のアルミ包装といった「生活・産業資材」分野。これはデジタル化の影響を受けにくいし、むしろ人口動態やECの普及で需要が安定しているんだよ。
パッケージですか! そういえば、スーパーバッグ(3945)の記事のときも、紙袋やレジ袋は「なくならない需要」だって言っていましたよね。共同印刷はもっとハイテクな容器を作っているんですね。
それだけじゃないワン。最近の3Dプリンター技術の進歩(CNETの記事で239ドルの高速機が話題になるような時代だワン!)は、製造業のあり方を変えている。共同印刷も、単なる平面印刷から立体物の製造や特殊素材の加工へ技術を応用しているんだワン。生き残るために必死だワン。
さらに、自治体や企業の通知物送付、データ処理を丸ごと請け負うBPO事業も成長している。最新ニュースにあったAIツール『Coda One』のようなテクノロジーを自社内で活用すれば、事務作業の効率が爆上がりする。そうなれば、純利益率のさらなる改善が期待できるね。
配当利回り4.65%の持続性
でも、一番気になるのはやっぱり配当です! 1株76円の予想。これって、無理して出している「タコ足配当」じゃないですよね?
計算してみるワン。EPS(1株利益)が136.69円で、配当が76円。配当性向は約55.6%だワン。これまでの平均よりは高い水準だが、成長投資を抑えつつ株主に報いる姿勢としては、今のキャッシュ創出能力なら許容範囲内だワン。減配リスクがゼロとは言わないが、資産を切り崩して出しているわけではないワン。
共同印刷は、収益性の低いセグメントを整理して、利益率の高い事業にシフトしている。純利益率が持ち直しているのは、その成果が出始めている証拠だね。自己資本比率も49.8%と安定しているから、倒産リスクは極めて低いと言えるよ。
ゼニラシの毒舌チェック(懸念点)
おいおい、良いことばかり言うのはそこまでだワン! ここからは現実を突きつけるワン!
第一に、ROE(自己資本利益率)が低すぎるワン! 実績で5.26%。投資家から預かったお金を効率的に使って稼ぐ力が、合格ラインの8〜10%に全く届いていないワン。これじゃ「ただ溜め込んでいるだけの金庫」だワン。
うっ、確かにROEが低いと、将来的に成長する気がなさそうに見えちゃいますね……。
第二に、紙・出版関連事業の縮小スピードだワン! 電子化の波は非情だワン。パッケージやBPOが伸びるスピードよりも、既存の印刷事業がしぼむスピードの方が早ければ、会社全体の利益はジリ貧になるワン。過去に紹介した中越パルプ工業(3877)のように、原材料費の高騰もダイレクトに効いてくるワン。
最後に、流動性の低さだワン。1日の出来高が10万株程度の日も多く、何か悪材料が出たときに売り逃げようと思っても、買い手がいなくて株価が急落するリスクがあるワン。長期で放置する覚悟がないなら、安易に手を出すべきじゃないワン!
まとめと結論
ゼニラシくんの指摘も一理あるね。ただ、共同印刷は「低PBR改善」という明確な課題を掲げている。最近、他の低PBR銘柄でも増配や株主還元をきっかけに、株価が大きく見直されるケースが増えているんだ。以前取り上げた東リ(7971)なんかも、同じように安定した財務を背景に評価されているね。
なるほど。派手な成長は期待しにくいけど、「銀行に預けておくよりは、4.6%の配当をもらいながら、いつかPBRが1倍に近づくのを待つ」という戦略ならアリかもしれないですね!
ガハハ! その通りだワン。配当利回りがこれだけ高ければ、株価が多少下がっても配当でカバーできるワン。でも、業績が悪化して「減配」になったら即おさらばだワン! 数字の変化には常に目を光らせておくんだワン!
結論として、共同印刷は「財務が堅実で、高配当を維持する意思があり、なおかつ割安な銘柄」を探している人には面白い選択肢だね。AIによる生産性向上がうまくハマれば、大化けする可能性も秘めているよ。
よし、まずは監視銘柄に入れて、次の決算で利益率がどう変わるかチェックしてみます! ありがとうございました!
※投資は自己責任です。本記事は特定の銘柄を推奨するものではありません。最新の業績や財務状況を必ずご自身でご確認の上、最終的な判断をお願いいたします。
















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