【利回り5.00%】70年ぶりの最終赤字に沈むホンダ(7267)は罠かお宝か?新型EV『スーパーワン』の猛追と、解散価値半値以下のPBR0.46倍に迫る!
シロさん、ゼニラシ!街でホンダの新しい電気自動車『スーパーワン(Super-ONE)』を見かけたんですけど、めちゃくちゃ可愛くてカッコよくないですか!?「ヤンチャEV」ってネットでも大騒ぎされていて、なんと先行予約だけで7,000台を超えてるらしいですよ!
おや、ふわりちゃんも注目していたんだね。確かにあの『スーパーワン』は、本体価格が約339万円だけど、CEV補助金をフル活用すれば実質209万円、東京都にお住まいの人なら条件次第で実質150万円前後で買えてしまうという、まさに価格破壊のバグのようなEVなんだ。発表会でも若槻千夏さんが大絶賛していたよ。
ケッ!新しいオモチャに浮かれてるんじゃないワン!おめでたい頭をしてるふわりちゃんに、冷や水をぶっかけてやるワン。ホンダの足元の決算書を見たのかワン?なんと、上場以来70年以上で「初の通期最終赤字」を叩き出しているんだワン!
えええええっ!?ホンダが最終赤字!?あの世界のホンダがですか!?うそ、ステップワゴンもアコードも、街中にあんなに走っているのに……。じゃあ、私が見ていた「配当利回り5.00%」っていう数字は幻なんですか!?
ふふ、幻じゃないよ。現在のホンダは株価が一時的に調整していることもあって、予想配当利回りがなんと5.00%に達しているんだ。そしてPBR(株価純資産倍率)は0.46倍という、企業の解散価値の半分以下で放置されている。今回は、この歴史的な赤字と超高配当が同居するホンダが「罠」なのか「仕込み時」なのか、じっくり解剖していこう。
基本データと最新動向
まずは、現在のホンダ(本田技研工業)のリアルな数字をチェックしてみましょう。赤字転落のインパクトと、それを覆い隠すような超高還元の指標が並んでいます。
| 指標項目 | 最新データ(2026/05/22時点) |
|---|---|
| 株価 | 1,401.0円(最低購入代金:140,100円 / 100株) |
| 配当利回り(会社予想) | 5.00% |
| 1株配当(会社予想) | 70.00円(2027年3月期) |
| PER(会社予想) | (連) 20.98倍 |
| PBR(実績) | (連) 0.46倍 |
| EPS(会社予想) | (連) 66.79円 |
| BPS(実績) | (連) 3,035.91円 |
| 自己資本比率(実績) | 35.3% |
| 信用倍率 | 9.43倍(買残 12,289,500株 / 売残 1,302,900株) |
あ、あれ……?シロさん、この表をよーく見て気づいたんですけど。1株配当が70円なのに、1株あたりの利益(EPS)が66.79円になっていませんか?これって、稼いだ利益よりも多くのお金を配当として配っちゃうっていうことですか?
その通りだワン!配当性向を計算すると、100%を超えて約104.8%になるワン。完全に「タコ足配当(身の丈に合わない過剰な配当)」だワン。投資家を呼び戻すために、なけなしの貯金を切り崩して見栄を張っているだけかもしれないワン!
深掘り:稼ぐ力と還元姿勢
ホンダの事業ポートフォリオは、実は「車」だけではありません。彼らの本当の強みと、一時的な赤字の正体を詳しく見ていきましょう。
① 実は「二輪事業」が世界最強のキャッシュカウ!
ホンダといえば自動車のイメージが強いですが、世界シェアトップの「バイク(二輪)事業」こそが、この会社の生命線であり最強の現金製造機です。
- 通勤・実用バイクの絶対王者: 「リード125」は発売から40年経った今も“実スク界の優等生”と呼ばれ、PCXと同スペックの超優秀エンジンを搭載して売れ続けています。
- 東南アジアでの圧倒的シェア: マレーシアで登場した「Dash125」のようなアンダーボーン型スポーツバイクは、現地の人々の毎日の通勤を支える不可欠なインフラとなっています。
- 趣味・レジャーでも大人気: 原付二種の「グロム」2026年モデル(新色ゲイエティーレッドなど)やクラシックバイクイベントなど、愛好家の心もガッチリ掴んでいます。
四輪事業がEV開発などの巨大な初期投資で赤字を掘っている間、この強固な二輪事業が世界中から安定した日銭を稼ぎ出し、ホンダの屋台骨を支えているのです。
なるほど!自動車がダメでも、世界中で売れてるホンダのバイクたちが私たち配当生活者の味方になってくれているんですね!バイク部門、超優秀じゃないですか!
② 四輪事業は激動の「EVシフト」過渡期で大苦戦
一方で、赤字の主因となっているのが「四輪(自動車)事業」です。現在、ホンダは以下のような激しい過渡期にあります。
- 限定生産やブランド刷新のコスト: 新型インサイトをBEV(電気自動車)専用のスタイリッシュなクロスオーバーSUVとして刷新し、新車価格550万円で3,000台限定発売するなど、実験的な取り組みを加速しています。
- F1などモータースポーツへの巨額投資: 2026年からアストンマーティンと組んでF1に本格復帰しますが、カナダGPスプリントではアロンソが「今のパフォーマンスでは将来を決められない」と苦悩するほど、開発競争は過酷を極めています。
- サプライチェーン全体への影響: ホンダの四輪が苦しむと、シートなどを供給する系列部品大手のテイ・エス テック(7313)などの業績にもブレーキがかかります。一方で、EV化が進むことで、電子基板を得意とするシライ電子工業(6658)のような企業には新たな光が当たるなど、自動車セクター全体の力学が大きく変化しています。
二輪がいくら稼いでも、四輪のEV開発費やF1の道楽で湯水のようにキャッシュを垂れ流せば、簡単に大赤字になるワン。現に直近の純利益率はマイナス。ROEにいたっては「-3.51%」と、稼ぐどころか株主の資本を削り取っている状態だワン!
確かにゼニラシの言う通り、四輪の先行投資は極めて重いね。でも、北米市場での需要減を受けてEV戦略を柔軟に見直したり、一方で国内向けに『スーパーワン』のような手の届きやすい小型EVを投入して大ヒットさせるなど、ホンダの「現場の適応力」は流石だよ。単なる綺麗事のEV推進ではなく、生き残りのためのリアルな戦術が始まっているんだ。
ゼニラシの毒舌チェック(懸念点)
ここで、高配当につられて丸腰で飛び込もうとする投資家の皆さんのために、ゼニラシがホンダの「致命的な懸念点」をバッサリと斬り込みます!
甘い夢を見ているカモたちに、厳しい現実を3つ突きつけてやるワン!よく耳の穴をかっぽじって聞くワン!
リスク①:上場以来70年ぶりの赤字という事実と「減損リスク」
「アストンマーティン・ホンダのF1継続には影響ない」と強弁しているが、財務の傷は浅くないワン。EVシフトの急激な見直しにより、これまでに投資した海外工場の生産設備が「減損(無価値とみなして一気に損失計上すること)」されるリスクが常に付きまとっているワン。赤字が長引けば、いくらホンダでも「株主還元のために身を削る」のをやめ、減配に踏み切らざるを得なくなるワン!
リスク②:有利子負債の増加と自己資本比率の低下
「ホンダは財務健全」というのは過去の栄光になりつつあるワン。自己資本比率は35.3%まで低下し、有利子負債は増加傾向だワン。金利のある世界に戻った日本において、借金まみれの開発投資は、それだけで利払い負担という重荷になるワン!
リスク③:信用需給が「超ド級に重い」という足枷
データを見てみろワン!信用倍率は「9.43倍」。信用買残が1,200万株以上も積み上がっているのに対し、売残はたったの130万株程度だワン。これは「値上がりを期待して借金して買った人たち(将来の売り圧力)」が市場に溢れ返っていることを意味するワン。株価がちょっと上がろうとすると、この重たい売り注文が降ってくるから、株価の上値は極めて重いワン!
ひえええ……!信用倍率9倍超えですか……。みんな『スーパーワン』の人気とかを見て「ホンダなら絶対復活する!」って先回りして買いすぎちゃってるんですね。上がるに上がれないなんて、お小遣い欲しさに飛びついたら数年間塩漬けにされちゃいそう……。
まとめと結論
ふふ、ゼニラシの指摘はどれも的確だね。でも、だからこそ今のホンダは「PBR 0.46倍」という歴史的なバーゲンセール状態にあるんだ。ホンダが持つ莫大な技術特許、世界一の二輪ネットワーク、そして『スーパーワン』で示した圧倒的な商品開発力を考えれば、この会社がこのまま沈むと考えるのは少し悲観的すぎるかもしれない。
なるほど!じゃあ、このホンダは私たちのポートフォリオ(家計の設計)において、どんな役割で迎えるのが正解なんですか?
ホンダ(7267)は、単なる安定株として買うのではなく、「復活を信じて嵐の最中に仕込む、超・大物スパイス設計」として位置づけるのが良いと思うよ。購入代金も約14万円と、個人投資家が手を出しやすい水準に分割されているからね。一度にたくさん買うのではなく、時間分散をして、コツコツと買い集める『時間分散型』が最も適しているね。
赤字決算のうちは、まだまだ株価の乱高下が予想されるワン。利回り5%という甘い蜜に釣られて一括全力投資するのだけは絶対にNGだワン!自分の資産の「スパイス(味変)」として、少額から冷徹に付き合うなら、数年後に大化けする可能性も否定はしないワン。
分かりました!『スーパーワン』のこれからの売れ行きや、F1でのホンダの逆襲を応援しつつ、株価が下がったタイミングで少しずつお迎えすることを検討してみます!今日もとっても勉強になりました!
※本記事は特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資は業績や財務状況、需給関係をしっかり見極めた上で、ご自身の判断と責任において行ってくださいね。















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