【利回り5.25%】超低PBR0.49倍!東京インキ(4635)の実力とリスクを徹底解剖!
シロさん、ゼニラシちゃん!最近のニュースを見ていると、なんだか日本中でお金の流れがガラッと変わってきた気がしませんか?「家計の株資産が10年間で倍増して500兆円を超えた」なんてニュースを見て、私も投資を始めて本当によかったなーってしみじみ思っちゃいました!
そうだね、ふわりちゃん。新NISAの誕生や「貯蓄から投資へ」という政府の後押しもあって、投資がすっかり身近なものになったよね。市場全体が活気づくのは、私たち長期投資家にとっても非常に喜ばしいことだよ。
フン、浮かれるのは早いワン!海外では米スペースX株が初日に19%も高騰して時価総額が2兆ドルを突破したとか、お祭り騒ぎのニュースばかりが目立つけど、実体のないバブルに飛びつくと大火傷するワン。投資信託の資金流出入を見ても、日本株の急騰に対して個人投資家がどう動くべきか、常に冷静な頭で数字を見つめなきゃいけないワン!
うぅ、ゼニラシちゃんは相変わらず手厳しいですね……。でも、スペースXみたいな超巨大テック株やIPO銘柄は、私みたいな初心者にはちょっと敷居が高すぎます。やっぱり、コツコツ配当金をもらって家計を豊かにできる、日本の「高配当株」が一番安心できるなぁ。
それなら、今回はとっても面白い「隠れた超高配当バリュー株」を紹介しよう。東証スタンダード市場に上場している、東京インキ株式会社(東証コード:4635)だよ。なんと、配当利回りが驚異の5.25%に達しているんだ。
ええっ!?利回り5.25%!?それは凄すぎます!最近紹介した銘柄の中でもかなりのトップクラスじゃないですか?東京インキって、名前からするとあの「インク」を作っている会社ですよね?
東京インキだワン?確かに名前の通り、印刷用インキの老舗メーカーだワン。だが、ペーパーレス化が進むこの令和の時代にインキの会社がそんな高い利回りを維持できるのか、かなり怪しい匂いがプンプンするワン!さっそく、そこの眼鏡を光らせて財務と基本データを丸裸にしてやるワン!
投資家の間で密かに注目を集めている「東京インキ」。配当利回り5%超という驚異的な還元力を持つ一方で、どのようなビジネスを展開し、どのような財務リスクを抱えているのでしょうか。まずは基本的なデータから確認していきましょう!
基本データと最新動向
東京インキの株価指標や財務データを表にまとめました。まずは現在の立ち位置を視覚的に把握しましょう。
| 指標名 | 数値 / 状態(2026年6月12日時点) | 特徴とワンポイント解説 |
|---|---|---|
| 株価(東証終値) | 1,239円(※目安) | 前日終値1,214円(06/11)から、当日は1,220円〜1,245円の間で推移。 |
| 最低購入代金 | 123,900円 | 単元株数は100株。13万円以下で投資可能なため、お財布に優しい水準です。 |
| 配当利回り(会社予想) | 5.25% | 日本株の平均(約2%)を大幅に凌駕する超高配当。家計の配当力を一気に高めます。 |
| 1株配当(会社予想) | 65.00円(2027年3月期予想) | 安定した配当が期待されますが、将来の継続性がポイントになります。 |
| PER(会社予想) | 7.94倍 | 15倍を大きく下回る「超割安」水準。会社の利益に対して株価が安く放置されています。 |
| PBR(実績) | 0.49倍 | なんと1倍を半分以上も下回る「解散価値割れ」。極めて高いバリュー度を誇ります。 |
| EPS(会社予想) | 156.06円 | 1株あたりの純利益。この利益から65円の配当を出すため、余力は十分にあります。 |
| BPS(実績) | 2,552.42円 | 1株あたりの純資産。株価(約1,239円)の2倍以上の純資産を1株あたりに持っています。 |
| ROE(実績) | 6.07% | 株主資本を活用してどれだけ効率よく稼げたか。東証が求める8%には一歩届かず。 |
| 自己資本比率 | 59.4% | 健全性の目安である40%を大きく上回り、約6割が自己資本。財務は非常に頑丈です。 |
| 時価総額 | 16,886百万円 | 約168億円の中小型株。流動性が低いため、株価の乱高下に注意が必要です。 |
わぁ!こうしてデータを見ると、信じられないくらい割安な数字が並んでいますね!PERが7.94倍で、PBRにいたっては0.49倍……!?これって、会社が持っている財産(純資産)の価値の、半分以下の株価で買えちゃうってことですよね?
ふふ、その通りだよ。1株あたりの純資産(BPS)が2,552円もあるのに、市場ではその約半額の1,239円前後で取引されている。仮に今日この会社がすべての事業をたたんで解散したら、株主には投資した倍近いお金が戻ってくる計算になるんだ。もちろん、現実にはそう簡単にはいかないけれど、それほど「市場から見放されて割安に放置されている」ということだね。
世の中にうまい話なんて転がってないワン!PBR0.49倍というのは、言い換えれば「この会社は持っている資産を使って、株主を満足させるだけの利益を生み出せていない」と市場のプロたちから冷酷に評価されている証拠だワン。ROEが6.07%しかないのもその典型だワン。成長への期待値がゼロに近いからこそ、この安さで放置されているんだワン!
ひぃ!やっぱりゼニラシちゃんは相変わらず容赦ないですね……。でも、東証が今「PBR1倍割れの企業はもっと株主還元を増やしなさい!」って厳しく指導しているってニュース、私も知ってます!東京インキが利回り5.25%もの高い配当を出しているのも、その取引所からの圧力に抗うための「大改革」の一部なんじゃないですか?
おっ、ふわりちゃん、素晴らしい着眼点だね。その通り、近年多くの伝統的な低PBR企業が、東証の要請を受けて配当金を増やしたり、自社株買いを行ったりして、株価を引き上げようと必死になっているんだ。以前ブログで紹介した低PBRで鉄壁財務の日本フイルコン(5942)や、同じ印刷関連で株主還元に力を入れている共同印刷(7914)なども、似たようなバリュー株の文脈で語られることが多いね。
深掘り:稼ぐ力と還元姿勢
東京インキが単なる「割安放置された斜陽企業」なのか、それとも「今まさに生まれ変わろうとしている隠れた実力派」なのかを判断するには、そのビジネスモデルと収益の推移、そして配当に対する姿勢を深く掘り下げる必要があります。
東京インキの事業内容:「インキ」だけじゃない、その実態
東京インキのメインビジネスは、社名にある通り「印刷用インキ」の製造・販売です。新聞、書籍、雑誌などの出版用インキに加え、お菓子のパッケージや日用品の袋に使われる「包装用プラスチックフィルムインキ」も手掛けています。
さらに、同社の強みはインキに留まりません。プラスチックに色や特殊な機能をプラスする「プラスチック用着色剤(マスターバッチ)」や、建材・自動車用の「高機能成形材料」など、化学技術を応用した高付加価値製品も幅広く展開しています。実は、生活の身の回りにある様々なプラスチック製品の“色”や“機能”を支えている、ニッチ分野の実力派企業なのです。
なるほど!本や新聞に使うインキだけだと「ペーパーレスで厳しいのかな……」って思っちゃいますけど、お菓子のパッケージやプラスチックの着色もやっているなら、まだまだ世の中でたくさん必要とされていそうですね!
その通りだよ。包装用のフィルムインキは、食品スーパーの惣菜パッケージやレトルト食品の普及によって、安定した需要があるんだ。そして、同社の最近の業績を見ると、〈収益性〉は「改善傾向」にあるんだよ。原材料費の高騰に対して適切な価格転嫁を進めたことで、純利益率と営業利益率は前年同期比で着実に上昇しているんだ。直近の動きも非常に力強いね。
ふむ、確かに数字を確認すると、売上高は前年同期比で拡大が続く「右肩上がり」だワン。1株あたりの利益であるEPSも増加基調で、伸びがしっかり続いているワン。売上を伸ばしながら利益率も改善させている点は、ただの斜陽企業とは一線を画すと言えるかもしれないワン。さらに、フリーキャッシュフローも改善傾向にあるから、会社の手元にちゃんとリアルな現金が残る体質になっているのは評価できるワン!
株主還元:1株65円配当の持続性と配当性向
次に、投資家が最も気になる「配当金」の持続性について見てみましょう。東京インキは、現在の会社予想で1株あたり年間65.00円の配当を出すとしています。
同社の予想EPS(1株あたり純利益)は156.06円。ここから配当の健全性を測る重要な指標「配当性向」を計算してみましょう。
配当性向 =( 1株配当 65.00円 ÷ 1株利益 156.06円 )× 100 = 約 41.6 %
配当性向約41.6%というのは、日本企業の配当性向の平均(約30〜40%)とほぼ同水準であり、全く無理をしていない健全な範囲内です。稼いだ利益の4割強を配当に回し、残りの6割弱は将来の設備投資や企業の財務基盤を強化するための内部留保に回しているため、「タコ足配当(無理な身を削った高配当)」ではありません。
えっ、これだけ高い利回りなのに、配当性向はたったの41%ちょっとしかないんですか!?もっと限界ギリギリまで配当を絞り出しているのかと思っていました。これなら、業績が少しブレてもすぐに減配される心配は少なそうですね!
そうだね。以前に紹介した一時的な大増配で利回りを引き上げているような一部の「スパイス設計株」とは異なり、しっかりとした利益の裏付けがある高配当だと言える。例えば、高周波熱錬(5976)のように、期間限定でタコ足配当を許容して家計の配当力を高める設計とは異なり、東京インキは本業の稼ぎから無理のない範囲でこの高い利回りを実現しているのが大きな特徴だね。
甘いワン!利益が出ているうちはいいが、化学メーカーやインキ業界は「原材料価格の変動(原油安や円高・円安)」に業績が大きく左右されるリスクがあるワン。もし原材料の価格が再び急騰して、製品への価格転嫁が追いつかなくなれば、利益は一瞬で吹き飛ぶワン。そうなればEPSが急降下し、配当性向41%であっても減配に追い込まれる可能性はゼロじゃないワン!
倒れない筋肉:抜群の財務安定性と健全性
高配当株投資で最も避けたいのは、業績悪化による「減配」や、最悪の場合の「倒産」です。そのためには、会社の保有する「財務の頑丈さ(=筋肉)」をチェックする必要があります。
東京インキの自己資本比率は59.4%。一般的に、自己資本比率が40%を超えていれば「倒産リスクが極めて低い優良企業」と判断されますが、同社はその基準を大幅にクリアしています。さらに、有利子負債(利息をつけて返さなければならない借金)は緩やかに減少傾向にあり、会社全体の「無駄な脂肪」を削ぎ落とす筋肉質な財務への移行が進んでいます。
自己資本比率が約6割!借金も減っているんですね。これなら、もし一時的に世界的な不景気がやってきたり、原材料価格が上がって利益が減ったりしても、会社がすぐに潰れてしまうような心配はなさそうです。長期で安心して持っていられる「心の安定剤」になってくれそうですね!
ゼニラシの毒舌チェック(懸念点)
はいはい、おめでたい「ゆるふわトーク」はそこまでにするワン!ここからは、この東京インキが抱える「不都合な真実」と「最大のリスク」を数字を突きつけて徹底的に暴いていくワン!夢を見るだけでお金が増えるなら、苦労はしないワン!
ひぃ〜〜!ゼニラシちゃんの目がギラギラに光り出しました!一体、どんな落とし穴があるっていうんですか!?
ゼニラシが指摘する、東京インキ(4635)への投資を検討する際に「絶対に無視できない4つの懸念点」がこちらです。
- 超極小の出来高!「流動性リスク(売りたくても売れない)」の罠
東京インキの1日の出来高(取引された株の数)は、直近で16,300株(売買代金:約2,000万円)程度しかありません。これは非常に少ない水準です。もし市場全体にショック安が起きたり、何らかの理由であなたが「今すぐ現金化したい!」と思った時に、買い手が見つからず、希望する価格よりも大幅に安い価格で売る羽目になるリスク(スリッページ)があります。大口の投資家が参入できないため、株価の板も薄く、値動きが荒くなりやすいのが大きなデメリットです。 - 印刷用インキ業界の「構造的な衰退」
包装用フィルムインキは安定しているとはいえ、同社のルーツである「出版用・新聞用インキ」は、スマートフォンの普及やデジタル化、ペーパーレス化によって長期的には縮小の一途をたどっています。新聞の発行部数は年々減少し、雑誌や書籍も電子書籍への移行が止まりません。いくらプラスチック分野で補うとはいえ、メイン事業の一部が「坂道を下る産業」であるという事実は、中長期での成長ストーリーを描く上での大きな重荷になります。 - ROE 6.07%という「効率の悪さ」
東京インキは、1株あたり2,552円(BPS)という膨大な純資産を持っていながら、株主資本を効率よく使って稼ぐ力を示す「ROE(自己資本利益率)」が6.07%と低水準に留まっています。東証がグローバルな投資家に評価される基準として掲げているのは「最低でもROE 8%以上」です。どれだけ財務が強くて資産を持っていても、それを活かして高効率で利益を上げられない限り、いつまで経っても「低PBRの万年割安株(バリュートラップ)」のまま放置される可能性があります。 - 個人投資家への認知度の低さと信用取引の少なさ
同社はスタンダード市場に上場しており、出来高が少ないこともあって、個人投資家からの注目度が極めて低いです。信用倍率は0.00倍、信用買残もほとんどなく、市場の関心は「冷え切っている」と言わざるを得ません。他の人気高配当株のように、何かしらのきっかけで株価が一気に上昇するようなお祭り騒ぎは期待しにくい、地味で静かな銘柄です。
うぐぐ……。出来高が16,300株って、確かにかなり少ないですね。もし私が何百株か買おうとしただけでも、株価を自分で動かしちゃうかもしれないレベルじゃないですか……。それに、ペーパーレス化っていう時代の流れには、どんなに頑張っても抗うのは難しいですよね。
その通りだワン!「安くて配当が良いから」という理由だけで資産の大部分をこんな流動性の低いマイナー株に突っ込むのは、暴風雨の中に手漕ぎボートで漕ぎ出すようなものだワン。以前、同じように高利回りで注目されたけれど需給リスクが極めて高かった東海リース(9761)や、業績と流動性に課題を残したヤマザキ(6147)の事例を思い出すべきだワン!甘い汁だけを吸おうとすると、出口のないバリュートラップの迷宮で一生を過ごすことになるワン!
ふむ、ゼニラシくんの指摘は非常に論理的で的を射ているね。確かに、東京インキに「主役級」の投資枠を割り当てるのは、流動性と業界の長期的展望の観点からリスクが高い。しかし、これらの弱点をあらかじめ理解した上で、ポートフォリオ全体の利回りをグッと引き上げる「名脇役」として扱うなら、話は違ってくるんじゃないかな?
まとめと結論:ゆるふわ投資部の最終ジャッジ
東京インキ(4635)の総合評価を、3人の掛け合いでまとめていきましょう。この銘柄をあなたの家計にどのように取り入れるべきか、その具体的な「投資設計」を提案します。
シロさん!「名脇役」としての投資設計って、具体的にはどういう風に考えたら良いんでしょうか?5.25%の配当金は、やっぱりとっても魅力的ですし、なんとか安全にお小遣いとして受け取りたいです!
そうだね。東京インキの「自己資本比率約60%という強固な財務」と「無理のない配当性向41%」を考えれば、すぐに大減配や倒産に陥る確率は非常に低い。つまり、『家計の配当力を一気に引き上げる、スパイス設計のサテライト銘柄』として最適なんだ。
シロさんが提案する「東京インキ」の理想的な取り扱い方は以下の通りです。
💡 東京インキを活かす「サテライト(スパイス)投資設計」
- 投資割合は全体の3%〜5%以内:流動性リスクと業界の縮小懸念があるため、ポートフォリオの主軸(コア)にはせず、全体のごく一部に留めます。
- 単元(100株)での保有、または単元未満株(S株・ミニ株)での購入:10万円前後で購入できるため、少額から少しずつ買い進め、リスクを分散します。以前紹介した日本プラスト(7291)のように、4万円台から買える超少額スパイス銘柄と組み合わせて保有するのも賢い選択です。
- 配当金は再投資せず、日々のキャッシュフロー(贅沢費)として使う:株主還元を最大限に享受し、月々の家計の足しやランチ代、ちょっとした旅行の軍資金として直接使うことで、投資の恩恵をリアルに実感します。
フハハハ!なるほど、それなら私の眼鏡にかなうワン!資産の大部分を注ぎ込むのは命取りだが、わずかな予算を回して、この「利回り5.25%」の甘い蜜だけをちびちびと吸い上げる戦略なら、非常に合理的だワン。万が一株価が下がっても、もともとの投資額が少なければかすり傷で済むワン。その間に、毎年郵便ポストに届くお肉や旅行代になる配当金をニヤニヤしながら受け取ればいいワン!
ゼニラシちゃん、最後はものすごい悪い顔をして大賛成してますね(笑)。でも、それなら私のような初心者でも、リスクを最小限に抑えながら、年間数千円の嬉しい「不労所得」を手に入れることができますね!13万円以下で買えるっていうハードルの低さも、今の私の予算にぴったりです!
ふふ、そうだね。市場がどれだけ活気づいても、私たち高配当投資家の本質は「安定した企業の分け前(配当)をコツコツといただくこと」にある。東京インキは、まさにその基本を思い出させてくれる、地味ながらも非常に味わい深い「バリュー(割安)高配当株」だ。流動性の低さにだけ注意しながら、自分の許容できる範囲でポートフォリオに少しだけ“色”を添えてみるのは、とても素晴らしい試みだと思うよ。
※ 本記事は、提供された2026年6月12日時点の指標データおよび財務情報に基づき、個人の投資学習・分析を目的として作成されたブログ記事であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。株式投資には元本割れのリスクがあります。最終的な投資決定は、必ずご自身の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。

















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