配当利回り4.7%&PBR0.38倍!(株)加藤製作所は「超」割安の宝島か、それとも沈没船か?
シロさん、ゼニラシくん!大変です!最近、ニュースで「KADOKAWAの筆頭株主が香港の投資ファンド(オアシス・マネジメント)になった」って話題になってますよね。ソニーグループを抜いて筆頭株主になるなんて、日本株がどんどん海外に買われてる感じがして、なんだかソワソワしちゃいます!
ふふ、そうだね。KADOKAWAの件(M&A速報)は、日本のコンテンツ力に対する期待もあるけれど、本質的には「資産価値に対して株価が安すぎる」という市場のシグナルでもあるんだよ。今、日本市場ではPBR(株価純資産倍率)が1倍を割っているような、いわゆる『割安放置株』への注目がかつてないほど高まっているんだ。
甘いワン!KADOKAWAみたいな有名企業だけじゃないんだワン。今回取り上げる『加藤製作所』なんて、PBRは驚愕の0.3倍台だワン。解散価値の半分以下で放置されてる、まさに『お宝かゴミの山』かという銘柄だワン。利回り4.7%というエサにつられて、ふわりちゃんみたいな素人が丸呑みにされないか見張ってやるワン!
加藤製作所……。クレーン車とかの大きな車を作っている会社ですよね?配当利回り4.7%って、銀行に預けるより1,000倍以上お得じゃないですか!さっそく中身を教えてください!
基本データと最新動向
まずは加藤製作所(6390)の現在の立ち位置を、提供された最新データで確認してみましょう。驚くべきは、その「割安指標」の数々です。
| 項目 | データ(2026/03予想・直近値) |
|---|---|
| 株価(終値) | 1,488円 |
| 配当利回り(予想) | 4.70% |
| 1株配当(予想) | 70.00円 |
| PER(会社予想) | 2.93倍 |
| PBR(実績) | 0.38倍 |
| EPS(予想) | 508.60円 |
| BPS(実績) | 3,885.14円 |
| 自己資本比率 | 43.4% |
| 時価総額 | 17,486百万円 |
数字を見て驚くのは、まずPERが2.93倍という点だね。これは、理論上は約3年分の利益で時価総額(会社丸ごと)を買い取れてしまうほどの低水準なんだ。通常の日本株の平均は15倍程度だから、異常なほど「期待されていない」か「過小評価されている」ことになる。
もっとエグいのはPBR 0.38倍だワン。BPS(1株純資産)が3,885円もあるのに、株価は1,500円以下。会社を今すぐ畳んで資産を分け合えば、株価の2.5倍以上の現金が戻ってくる計算だワン。以前紹介したスーパーバッグのPBR 0.6倍が可愛く見えるほどの超絶割安圏だワン。
ええっ!?なんでそんなに安く放置されているんですか?何か裏があるんじゃ……まさか、いつ倒産してもおかしくないとか!?
深掘り:稼ぐ力と還元姿勢
加藤製作所は、ラフテレーンクレーン(不整地走行可能なクレーン)で世界的に高いシェアを誇る老舗メーカーです。建設現場で黄色いクレーン車を見かけたら、かなりの確率でKATOのロゴが入っているはずです。では、なぜここまで株価が低迷しているのか、その「稼ぐ力」を詳しく見ていきましょう。
加藤製作所の業績は、典型的な「景気敏感型」なんだ。都市再開発やインフラ整備が盛んな時は儲かるけれど、不況になると一気に厳しくなる。直近のROE(自己資本利益率)がマイナス12.7%となっているのは、過去の減損処理や原材料高騰の影響が響いた結果だね。でも、データを見ると「収益性は改善傾向」にある。赤字を出し切って、ようやく利益が出る体質に戻りつつあるんだよ。
なるほど、トンネルを抜けつつあるんですね。ダイヤモンド・ザイの記事に出ていた日本電計のような「高ROE」の次世代商社と比べると、加藤製作所はまだ泥臭く頑張っている段階ってことかな。でも、赤字だったのに配当を70円も出せるんですか?
そこがこの銘柄の最大の特徴だワン。加藤製作所は、業績が悪い時でも一定の配当を維持しようとする傾向があるし、今は「回復期」を見越して大幅な増配を予想しているワン。EPS(1株利益)が508円も出るなら、70円の配当なんて配当性向13%程度。全然余裕だワン。むしろ、もっと株主還元しろと投資ファンドに詰められてもおかしくないレベルだワン!
ここで、投資判断に重要な「成長性」と「安定性」をチェックしましょう。
- 収益性の改善: 純利益率は前年同期比で大きく改善。過去の膿を出し切り、本業のクレーン販売が価格転嫁(値上げ)によって利益を生むフェーズに入っています。
- 財務の安定性: 自己資本比率43.4%は、製造業としては合格点。有利子負債は増えていますが、現預金とのバランスを見れば、すぐに資金繰りが行き詰まるような財務状況ではありません。
- 配当の持続性: 予想EPS 508円に対し、配当70円。以前解説したマツダ(タコ足配当の疑い)のような無理な還元ではなく、実力に伴った配当と言えます。
注目したいのは、世界的なインフラ需要だね。アメリカや東南アジアでの建設需要は底堅い。特に、加藤製作所が強いラフテレーンクレーンは、狭い日本の現場だけでなく、海外の複雑な工事現場でも重宝される。この円安環境は、輸出比率の高い同社にとっては強力な追い風になるはずだよ。
ゼニラシの毒舌チェック(懸念点)
「割安だから買い!」なんて短絡的な思考は捨てろワン!数字の裏には、それ相応の「呪い」がかかっているんだワン。ゼニラシ様が厳しく指摘してやるワン!
の、呪い……?ゼニラシくん、目が怖いよ……。
第一の呪いは「信用倍率 8.85倍」だワン! 信用買い残が34万株以上溜まっている。これは「将来の売り圧力」がパンパンに膨らんでいる証拠だワン。株価がちょっと上がろうとすれば、すぐ含み損を抱えた個人投資家が「やれやれ売り」を浴びせてくるから、上値が重いんだワン。以前の自重堂と同じで、流動性が低いのに買い残が多い銘柄は、地獄への特急券だワン。
第二の呪いは「低ROEの常態化」だワン。 ROEがマイナス12%なんて、資本をドブに捨てているのと同じだワン。会社側が「どうやって効率的に儲けるか」というビジョンを示さない限り、PBR 1倍回復なんて夢のまた夢。東証から「PBR改善しろ」って怒られてるのに、動きが遅いんだワン。夢を語る前に、まずは現金を効率よく稼いで見せろワン!
厳しいね、ゼニラシくん。でも確かに、業績の振れ幅が大きいのはリスクだ。もし世界的なリセッション(景気後退)が来れば、クレーンの需要は真っ先に止まる。その時、この4.7%という配当が維持できるかどうか……。過去には無配や減配の履歴もある銘柄だから、10年、20年と安心して持てる「鉄壁」ではないことは理解しておくべきだね。
まとめと結論
加藤製作所(6390)は、まさに「ハイリスク・ハイリターンの資産割安株」と呼べる存在です。最後に、3人の意見をまとめてみましょう。
私は、この「PBR 0.38倍」っていうのが、いつかドカンと跳ねるお宝に見えちゃいます!今のうちに仕込んで、配当をもらいながら株価が2倍、3倍になるのを待つのもアリかな〜なんて!
「待てば海路の日和あり」と言うけれど、待っている間に沈没する船もあるワン。でも、これだけ割安ならKADOKAWAのように物言う株主が乗り込んでくる可能性は高いワン。キャピタルゲインを狙うギャンブル枠としては、面白い素材だワン。ただし、ポートフォリオの主力にするのは正気の沙汰じゃないワン!
投資歴20年の私から見れば、加藤製作所は「嵐の後の快晴」を待てる忍耐強い投資家向けだね。財務の土台はある程度しっかりしているから、短期的にはいちよし証券のような安定性はないけれど、業績のターンアラウンド(劇的な回復)が確認できれば、株価は大きく訂正される可能性がある。結論としては、「少額で保有し、業績の回復とPBR是正策をじっくり待つ、中級者向けの配当株」といったところかな。
なるほど!一攫千金を狙いすぎず、まずはクレーン業界のニュースを追いかけながら、慎重に考えてみます。シロさん、ゼニラシくん、今日も勉強になりました!
※本記事は、提供されたデータ(2026/03時点の予想含む)に基づいた分析であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。最新の株価やニュースは必ずご自身でご確認ください。
















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