abc(8783):株価90円割れの裏に潜む「営業赤字なのに純利益は黒字」のねじれを徹底解剖
みなさん、こんにちは!『ゆるふわ投資部』の時間だよ。今日取り上げるのは東証スタンダードの「abc(8783)」。不動産証券化やスペースプロデュース、ゲーム事業などを手がけつつ、最近はサイバーセキュリティ事業にも進出している会社だね。
シロさん、この銘柄チェックしました!だって株価がなんと90円ちょっと!100株買っても1万円でおつりが来ちゃうんです!こんなに安いなら、ちょっと買ってみようかな〜って思っちゃいました!
おいおい、待てワン。「安いから買う」は一番危ない考え方だワン。この銘柄、1年前は332円だったのが、直近では40円台まで沈んでるんだぞ。下落率にして実に9割近くだワン。なんで安くなったのか、理由も見ずに飛びつくのは養分まっしぐらだワン!
基本データ
まずは現在の株価水準と主要指標を確認しておきましょう。直近開示された決算数値と、株価データを整理しました。
| 指標項目 | 数値 | 補足 |
|---|---|---|
| 株価(直近終値) | 92円 | 2026年6月30日時点。直近の市況情報では2026年9月18日に47.0円まで下落 |
| 直近1年の高値/安値 | 562円/83円 | 高値:2025年9月5日、安値:2026年6月26日 |
| PBR | 0.40倍 | 1株純資産(BPS 227.57円)に対し株価は半分以下 |
| 時価総額 | 約37.9億円 | 2026年6月30日時点 |
| 配当 | データなし | 直近開示に配当実績の記載なし |
深掘り①:稼ぐ力を見る
直近の決算(2025年9月〜2026年2月の累計)を見てみようか。売上高は11.72億円、営業損失は10.53億円。本業ではしっかり赤字が出ている状態だね。
営業赤字…なるほど、それで株価が下がってたんですね。でも純利益とかはどうなんですか?
ここが今回のポイントだワン。経常利益は+31.11億円、純利益も+25.67億円と、実はどちらも大幅な黒字なんだワン。営業赤字なのに最終利益は黒字…数字だけ見ると好決算に見えるが、これは本業の儲けじゃなく、営業外の一時的な要因が効いてる可能性が高いワン。
そうだね。ゼニラシくんの言う通り、営業利益(本業の儲け)と経常利益・純利益(一時的な要因も含む結果)の間に大きなねじれがある状態は、決算書の「見た目」と「中身」が一致しない典型例だから、数字を見るときは営業利益にも注目してほしいな。
深掘り②:還元する気はある?
ちなみに配当は開示データ上見当たらないワン。無配の可能性が高い。「優待や配当で還元してくれる会社」を期待してるなら、この銘柄は当てが外れるワン。
ええっ、配当もないんですか…。安いだけの銘柄なのかな、これ。
深掘り③:倒れない筋肉はあるか
財務の安全性も見ておこう。総資産145.61億円に対して純資産96.72億円、自己資本比率は64.3%。この水準自体は決して悪くない、むしろ安定している方だよ。
自己資本比率は及第点でも、本業で稼げてない事実は変わらないワン。体力があっても稼ぐ力がなきゃ、いずれジリ貧になるだけだワン。
ゼニラシの毒舌チェック:最大のリスクは?
今回のリスクは3つだワン。①営業損失が続いていて本業の収益力が弱い、②PBR0.4倍という「解散価値割れ」水準で市場からの評価が厳しい、③時価総額40億円未満の小型株で出来高の変動一つで株価が大きく振れる。この3つが重なって、直近1年で9割近い下落につながったと見るべきだワン。
まとめ:ゆるふわ投資部の最終ジャッジ
abc(8783)は、多角的な事業展開とサイバーセキュリティへの進出という将来性はある一方で、直近は本業の営業損失が続き、株価も大きく下落している状態だね。自己資本比率は健全でも、稼ぐ力の立て直しが見えるまでは慎重に見ておきたい銘柄だよ。
「安いから買う」じゃなくて、なんで安くなったのかをちゃんと見ないとダメなんですね…勉強になりました。
分かればいいワン。最終的な投資判断は、最新の決算や適時開示を自分の目で確認してから、自己責任で下すんだぞワン。この記事は情報提供が目的で、売買を勧めるものじゃないワン。














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